産業廃棄物の中間処理とは?なぜ必要?代表的な8つの処理方法も解説
事業活動により排出された産業廃棄物は、保管と収集運搬、中間処理を経て最終処分されます。
環境省が発表した「産業廃棄物の排出及び処理状況等(令和5年度実績)について」によると、令和5年度に排出された産業廃棄物約3.67億トンのうち、78.2%にあたる約2.87億トンが中間処理されています。それでは、産業廃棄物の中間処理はなぜ、どのようにして行われるのでしょうか。
そこで本記事では、複数の自治体より産業廃棄物処分業の許可を受け、自社工場で中間処理に対応しているクリエイトジャパンが、産業廃棄物処分の工程のうち中間処理について解説します。
目次
中間処理とは「産業廃棄物を処分するための前処理」
中間処理とは、産業廃棄物を最終処分場に運ぶ前に行う準備、処理の総称です。
産業廃棄物は、一般的に焼却・圧縮して海中に投棄したり、土中に埋め立てて最終処分します。しかし、最終処分場の容量には限りがあります。また、SDGsや環境問題の観点からも、限りある資源を少しでも多く再利用し、最終処分する産業廃棄物の量を減らすことが求められます。
そこで積極的に行われるようになったのが、産業廃棄物を最終処分する前に行う中間処理です。
具体的には、収集運搬されてきた産業廃棄物をリサイクルできる状態にする、また体積や容積を減らす(減容化する)ことを目的に行われるさまざまな処理のことで、以下のような流れで実施されます。
中間処理工場における産業廃棄物処理の流れとは
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産業廃棄物の中間処理を行えるのは、自治体から「中間処理を事業範囲とする産業廃棄物処分業許可」を受けている業者のみです。中間処理業者である私たちクリエイトジャパンが取得している産業廃棄物処分業許可に関する詳細情報については、以下よりご確認ください。
【関連情報】クリエイトジャパンの取り組みや取得する許認可等について
中間処理で産業廃棄物をどのくらい減容化・リサイクルできる?
環境省発表の「産業廃棄物の排出及び処理状況等(令和5年度実績)について」によると、令和5年度に排出された産業廃棄物約3.67億トンのうち42.9%(約1.58億トン)が中間処理での減容化に成功しています。
中間処理した後に残った廃棄物(処理残さ)のうち、34.2%(約1.25億トン)が再生利用されています。これに、直接再生利用された産業廃棄物の数値と合わせると54.7%(約2億トン)となり、産業廃棄物排出量全体のおよそ半分がリサイクルされている計算になります。
中間処理を経ても減容化・リサイクルができず、最終処分場に運ばれる産業廃棄物もありますが、その割合は1.1%(約405万トン)と非常に少ないです。このことから、中間処理が産業廃棄物の大幅な減容化とリサイクル率の向上に深く貢献していることがわかります。
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産業廃棄物に施される中間処理とは?代表的な方法8選

ここからは、産業廃棄物を中間処理する際にどのようなことが行われているのかを解説します。
中間処理場において、産業廃棄物に行われる代表的な中間処理の方法としては、以下の8つが挙げられるでしょう。
【産業廃棄物を中間処理する際の代表的な方法】
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1. 選別
多くの中間処理工場において、最初に実施される中間処理が選別です。
搬入される産業廃棄物の中には、種類やリサイクルの可否が異なる廃棄物が混在している場合もあるため、まずは人の手、もしくは機械を使って産業廃棄物の選別を行います。
2. 破砕(粉砕)
人の手や機械で廃棄物を素材ごとに分解・切断・せん断したり、細かくすることを破砕と言います。
破砕の工程は、廃棄物の減容化はもちろん、リサイクルの前処理としても欠かせません。
3. 焼却
中間処理としての焼却は、主に産業廃棄物を減容化、及び無害化する目的で実施されます。
廃棄物の種類によって適切な方法・温度で焼却して体積を減らし、腐敗の進行を止めます。
4. 溶解
溶解とは、主に焼却して残った灰などを溶かす中間処理のことです。高温で溶融することで有機物が分解され、残った無機物が石や砂となったものは、路盤資材としても活用されています。
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5. 脱水
汚泥など、水分を多く含む産業廃棄物については、減容化・減量化を目的とした脱水を行います。
具体的には、廃棄物の性状に合わせて凝集剤や加圧機、脱水機等を使う方法が一般的です。
6. 固化
有害物質など、そのままの状態では最終処分とリサイクルのどちらも難しい産業廃棄物に対しては、コンクリートや薬物を使って封じ込め、最終処分可能な状態にするための固化を行います。
7. 安定化
廃アルカリや廃酸などの産業廃棄物には、安定化の中間処理を施します。
産業廃棄物の安定化とは、薬剤等を使って産業廃棄物の成分を中和し、安定した状態にする処理のことを言います。
8. 無害化
ダイオキシンを含むものなど、有害性の高い産業廃棄物には、有害物質を分解・除去する無害化処理を行うこともあります。
無害化した産業廃棄物は焼却の上、最終処分するのが一般的です。
産業廃棄物の中間処理|目的や方法まとめ
ここまでに見てきた産業廃棄物を中間処理する目的、方法について、簡単に表にまとめました。
ひと通り確認し、なぜ、どのようにして産業廃棄物に中間処理が行われるのかを理解するための参考にしてください。
| 中間処理の目的 | ・減容化し、少しでも最終処分される産業廃棄物の量や体積を減らす ・産業廃棄物のリサイクル率を高める |
|---|---|
| 中間処理の主な方法 | ・選別 ・破砕(粉砕) ・焼却 ・溶解 ・脱水 ・固化 ・安定化 ・無害化 |
クリエイトジャパンは同軸ケーブル等の中間処理に取り組んでいます
私たちクリエイトジャパンは、同軸ケーブルと同軸HFC機器の買取及び回収、またこれらの再資源化(リサイクル)・再活用(リユース)に取り組んでいます。中間処理工場としては、回収した同軸ケーブルを自社工場で選別・破砕・素材ごとに分別し、再資源化して出荷しています。
中間処理を担う産業廃棄物処分業の他、産業廃棄物収集運搬業の許可も複数の自治体において取得しておりますので、不要になった同軸ケーブル等のケーブル類、同軸HFC機器のような通信機器などがある場合は、ぜひ一度、私たちクリエイトジャパンにもお問い合わせください。
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