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2025/06/30

不要な同軸ケーブルは買取に出せる!業者における買取価格の相場や考え方とは?

不要な同軸ケーブルは買取に出せる!業者における買取価格の相場や考え方とは?

光ケーブルへの切替等によって不要になった同軸ケーブルは、各種電線や非鉄金属スクラップなどの回収、持ち込みに対応する業者に依頼すれば、買い取ってもらえる場合があります。

そこで今回は、同軸ケーブルやアンプ、タップ、PSといったケーブルテレビ周辺機器の買取と回収、そして再利用・再資源化に取り組んでいるクリエイトジャパンが、リサイクル業者等にとって同軸ケーブルが買取対象となる理由や買取価格の相場、その考え方を解説していきます。

また併せて、同軸ケーブルの買取を業者に依頼する場合の手順についても紹介していきますので、同軸ケーブルを売却処分したいとお考えの通信事業者様は、ぜひ参考としてご覧ください。

不要になった同軸ケーブルが買取の対象となる理由

まずは、既にケーブルとしての役目を終え、不要になった同軸ケーブルがなぜ一部の業者において買取や回収の対象となっているのか、その理由について説明していきます。

光ケーブルへの移行が進んでいくことに伴い、全国的に使われる機会が減っている同軸ケーブルですが、地理的・経済的な事情のために光ケーブルへの切替工事を行うのが難しく、同軸ケーブルによる信号伝送や通信を続けていかなければならない地域、場所はたくさんあります。

そのため、都市部など一部地域の放送局にとって不要になった同軸ケーブルでも、別の地域の事業者にとっては通信設備の保守に欠かせない貴重な資材であるというケースも多いのです。

また、銅やアルミなどの金属でできた導体と樹脂製の絶縁体、外部被覆を同心円状に重ねた構造の同軸ケーブルは、破砕し、素材ごとに選別することで再利用可能な資源となります。

このように同軸ケーブルは、ケーブルとしてだけでなく、リユース品や再生資源としての価値も持つ有価物であることから、一部のリサイクル業者等が買取や回収を行っているのです。

【関連記事】「同軸ケーブルの基本構造とは?代表的な用途や構造上の特徴についても解説

同軸ケーブルの買取価格は?相場の目安はどのくらい?

同軸ケーブルの買取価格は?相場の目安はどのくらい?

同軸ケーブルが一部業者において買取の対象となっている理由や、資源としての同軸ケーブルの価値を理解できたら、次は、同軸ケーブルの買取価格の相場について考えていきましょう。

同軸ケーブルの買取価格の考え方、買取価格の相場は業者によってさまざまですが、その時々の銅の建値(売買の基準価格)をはじめ、以下のような項目を考慮して金額を決めるのが一般的です。

  • 同軸ケーブルの種類
  • 製造メーカー
  • 状態(新品の未使用品か、使用済みか)
  • 距離(買取を依頼するケーブルの長さ)

そのため、同軸ケーブルの買取価格の相場について、一概にお伝えすることはできません。
ご自身が売却予定の同軸ケーブルが1㎞当たりどのくらいの価格になるのかを知りたい場合は、同軸ケーブルの買取に対応している業者に条件を伝え、見積もりを依頼しましょう。

なお同軸ケーブルの買取価格だけでなく、買取の方法についても業者によって違いがあります。

店頭への持ち込みで買取を行う店頭買取、お客様の事業所等まで買取業者が伺う出張買取、業者の事業所や店舗までお客様が同軸ケーブルを送付する宅配買取など、さまざまな方法がありますので、買取業者を選ぶ時は買取の方法も選択基準の一つにすると良いでしょう。

【関連記事】「同軸ケーブルとは?何に使う?主な使い方や特徴などの基礎知識をまとめて解説

クリエイトジャパンにおける同軸ケーブルの買取対応について

ここからは、同軸ケーブルの買取・回収を行う業者の一つである私たちクリエイトジャパンの場合を例に、同軸ケーブルの買取価格の考え方や買取方法の実例について紹介していきます。

クリエイトジャパンでは、買取時の銅の建値と同軸ケーブルの長さ(総使用距離)、そして種類を基準に買取価格を決めています。種類を見積もり基準の一つとしている理由としては、同軸ケーブルの種類により、再資源化の際にかかる手間が変わってくることが挙げられるでしょう。

例えば、主に積雪が多い地域で使用されている「SSFケーブル」は、一般的な同軸ケーブルに支持線とラッシングワイヤーを巻きつけているため、そのままの状態では破砕機に投入することができません。破砕機に入れる前に一度人の手で裁断し、同軸ケーブルを抜き取る作業が必要になるため、一般的な同軸ケーブルよりも低い金額で買取対応をさせていただいています。

また、屋内に電力や電気信号を引き込むための「引き込みケーブル」に関しても、幹線を走る同軸ケーブルより径が細く、銅の含有量が少ないことから、買取金額を低く設定しております。

なお買取方法につきましては、自社が所有するトラックにてお客様のもとまで直接回収に伺う手法を取っています。これらの情報も、同軸ケーブルの買取業者を比較・検討する際にぜひお役立てください。

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同軸ケーブルの買取を業者に依頼する際の手順を紹介

ここからは、クリエイトジャパンの場合を例に、買取業者に同軸ケーブルの買取と回収を依頼する場合の手順について、具体的に紹介していきます。同軸ケーブルを売却する際の流れや、売主側が求められる対応をイメージするための参考として、ひと通りご確認ください。

【同軸ケーブルの買取ステップ1】お問い合わせ

まずはお電話、または会社サイトの「CONTACT(お問い合わせ)」ボタンより、同軸ケーブルの買取・回収を希望されている旨をご連絡ください。

ご連絡をいただきましたら、メールやリモート、または対面にてお打ち合わせを行い、どのような同軸ケーブルをどのくらい処分されたいのかについて、具体的にお伺いしていきます。

【同軸ケーブルの買取ステップ2】お見積もり

お伺いした同軸ケーブルの総使用距離、種類、そしてその時の銅の建値をもとに買取金額のお見積もりを作成し、お客様に提示します。お見積もりの内容に問題がなければ、「有価物売買基本契約書」を締結した上で、あらためて回収に向けた打ち合わせを進めていきます。

なお、同軸ケーブルの回収に際してお客様にご確認をお願いする項目は、概ね以下の通りです。

  • 現時点での同軸ケーブルの撤去状況
  • 将来的な同軸ケーブルの撤去予定
  • 同軸ケーブルを保管する土場があるか
  • トラックが回収に伺うスペースがあるか
  • その他、回収時に必要なものはないか  など

【同軸ケーブルの買取ステップ3】買取・回収

有価物売買基本契約書を締結し、同軸ケーブルの保管・回収場所の問題もクリアできたら、お客様のもとへ同軸ケーブルの回収に伺います。当社が所有するトラックのうち、お客様に伺った物量と回収先のスペース状況に合った車両でお伺いいたしますので、ご安心ください。

回収した同軸ケーブルは、自社工場に持ち帰ってから人の手で選別を行い、計量した重量をもとに買取価格を確定。三重県にある本社より回収に伺った場合は回収の翌月中に、埼玉営業所より回収に伺った場合は回収の翌々月には、お客様に買取金額のお支払いをさせていただきます。

全国対応で同軸ケーブルを買取!クリエイトジャパンの強み

全国対応で同軸ケーブルを買取!クリエイトジャパンの強み

クリエイトジャパンでは、ドラムに巻かれた未使用の状態ならリユース品として、使用後のものであれば破砕・選別してリサイクルするため、同軸ケーブルの状態によって買取価格に大きな差が出るということはありません。どのような状態であっても喜んで買取に対応いたします。

また同軸ケーブル以外にも、同軸HFC機器など周辺機器の買取も行い、同軸ケーブルによる放送や通信を維持する必要がある地域や事業者様へ、これらの機器をお届けすることにも注力しております。

南は沖縄県宮古島、北は北海道に至るまで、可能な限り自社のトラックとスタッフで買取と回収にお伺いしますので、使わなくなった同軸ケーブルや同軸HFC機器を処分することを検討している場合は、ぜひ一度、私たちクリエイトジャパンにもお気軽にご相談ください。

同軸ケーブルと周辺機器のリサイクル・リユースに関するご相談は「クリエイトジャパン」へ

同軸ケーブルと周辺機器のリサイクル・リユースに関するご相談は「クリエイトジャパン」へ

私たちクリエイトジャパンは、同軸ケーブルの買取と回収、リサイクルに取り組む会社です。

また同軸ケーブルの買取と再資源化以外にも、以下のような品物について有価物として買取・回収するとともに、必要としている方のもとへ届ける再利用化事業にも注力しております。

  • 同軸ケーブル、引き込みケーブル、SSFケーブル
  • アンプ、タップ、PS関連、ヘッドエンド設備、端末機器
  • バッテリー、保安器、モデム、STB など

なお光ケーブルなど、一部買取対応できないものもございます。そのような場合は、産業廃棄物として当社で運搬・処分対応することも可能です。

設備の保守や切替工事等のために、ご不要になった同軸ケーブルやケーブルテレビの周辺機器などがございましたら、リサイクルとリユースの豊富なノウハウを持ち、全国対応にて有価物の買取と回収を行う私たち「クリエイトジャパン」に、ぜひお気軽にお問合せください!

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